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2011年9月26日

「矯正中はカレーが食べられないって本当ですか?」

よく患者さんから言われる質問です。

結論から申し上げると
矯正治療中にカレーライスを食べても問題は全くありません!

では、何故このような質問が多く言われるのでしょうか?

それは、矯正治療においてワイヤーを留める時に「o-リング」と呼ばれる小さな輪ゴムを使用したり、歯を移動させる時に「顎内ゴム(パワーチェーン)」と呼ばれるゴム性の鎖を使用したりします。


この両者のゴムが透明色であり、カレーライスを食べるとそのゴムが黄色く変色してしまう為に目立ってしまいます。

この変色が患者さんにとって気になるようで、「カレーを食べるとゴムが黄色に変わるので食べない方が良い。」→「矯正中だからカレーは食べたくない。」→「カレーが食べられない!」と思われてしまっているようです。


確かにカレーライスを食べると一回で黄色に変色してしまいます。他の食べ物ではそう簡単に変色はしませんが、カレーはダメみたいです。

ただ、色が変色するだけで、矯正治療には影響はありませんのでご安心ください。
また、来院毎にそのゴムは交換しますのでずっと変色している訳ではありません。

でも、多くの人はカレー好きなので、困りますよね。
患者さんの中には、「矯正治療の前日にカレーを食べます!」と考えている方もいらっしゃいます。

それでも、毎日でもカレーが食べたい!!という方もいらっしゃいますので、そういう時は一度担当の先生に相談してみてください!
出来るだけ、透明なゴムを使用せずに治療していただけると思います。


矯正治療中は、食べ物に制限があったり、食べ難かったりと食生活にご不便をお掛けすることはあります。ただ、なるべく食生活にストレスを感じさせないように配慮させていただきますので、お困りなことがありましたら遠慮なく相談してください。

快適な矯正生活が送れる様に我々も日々努力いたします!

藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2011年9月19日

矯正治療の最大の目的は「機能的咬合の確立」です。
わかりやすく言えば、理想的な咬み合わせを作ることです。

ただ、患者さんの来院理由のほとんどは「ガタガタした歯並びを治したい!」
この理由が8割近くを占めます。

実際、矯正治療を始めた方でも最初は慣れなくて苦労される患者さんもいます。
ただ、矯正治療が終わり綺麗な歯並びが得られると皆さん自然に笑顔になることが多いです。

口を揃えて仰るのは、「写真を撮るときも歯並びを気にせず思いっきり笑顔になれました!」、「友達に良く笑うようになったね、と言われました。」
など、矯正治療によって内面から大きく変わることが多いようです。

こういう話を患者さんから伺うことができると、「矯正医になって良かった!」と思います。

矯正専門医として、これからも多くの方の笑顔が増えるよう日々精進していきます!
藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科


2011年9月12日

「え!?これで終わりじゃないの?」

第一期治療(子供の矯正)が終わり、第二期治療(大人の矯正)に移行するときに親御さんから言われやすい言葉です。

第一期治療(子供の矯正)は少し勘違いされやすいのですが、全ての歯並びや咬み合わせが第一期治療で終わるということはほとんどありません。

前回のブログでも書かせていただいたように、子供の矯正の最大の目的は、
「永久歯が全て揃った時に、歯を抜かずにすむ顎の環境を整える」ことです。

言い換えると、「歯は抜かなくても良くなったが、歯並びやかみ合わせは完全には改善してない。」と言うことです。

つまり、第二期治療(大人の矯正)への移行は基本的には必要です。

第一期治療の終了時期が小学6年生から中学2年生くらいです。
この時期は受験勉強や部活動でなかなか来院し難い背景もあるわけです。

しかし、第一期治療をきちんと終えているならば、第二期治療への移行は少し期間が開いても変わりません。

全ての意味で、第一期治療(子供の矯正)から始めた方がメリットが大きいということです。


さらに詳しい内容は、お近くの矯正専門医にご相談ください。

藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科/

2011年9月 5日

「矯正を始める時に付けた青いゴムが一番痛かった!」

矯正治療を終えた患者さんから矯正治療中の話を伺うと、この意見を多く耳にします。


成人矯正において一番最初に行う治療の一つに、「金属のバンドをはめる」処置があります。
これはリンガルアーチやホールディングアーチと呼ばれる装置を作製する為に行う処置です。

ただ、成人の場合だと歯と歯の間がきつくなっており、金属のバンドが入らないことがあります。
そういう時に、セパレーティングエラスティックと呼ばれるゴムをはめるわけです。
このゴムをはめることによって、歯と歯の間に金属のバンドをはめるスペースを作ります。
このゴムが青色のゴムをしてるので、「青いゴム」と患者さんから呼ばれるのです。

DSC_0157.jpg

この青いゴム、たかがゴムですが痛いです...。
患者さんの多くが仰るように、矯正治療の中で一番痛い処置かもしれません。

一週間くらいで落ち着くのですが、「矯正治療=痛い」と世間一般で思われてる中で、最初に行う治療がこのゴム装着で、「このゴムでこれだけ痛かったらこれからの矯正生活はどうなってしまうのだろう?」と不安になってしますよね。
逆に言えば、これ以上痛いと感じる治療は少ないのです。

この青いゴムを入れてもさほど痛みを感じない方は、矯正治療による痛みはまず少ないと言っても良いでしょう。

ただ、個人差がありますし、なるべくこちらとしても痛みのない様に処置したいところではありますね。

今、この青いゴムを装着中の方は、もう少しで慣れてくると思いますので頑張っていただきたいと思います!
藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

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ひだ矯正歯科 院長 飛田康平

ひだ矯正歯科
〒251-0042
神奈川県藤沢市辻堂新町1-1-13 西村ビル2階
院長/飛田 康平(ひだ こうへい)
日本矯正歯科学会認定医
http://www.hida-kyousei.com/

【経歴】
2001年3月
鶴見大学歯学部歯学科卒業
2001年4月
鶴見大学歯学付属病院
臨床研修歯科医
2002年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 診療科助手
2007年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 臨床助手
2007年9月
日本矯正歯科学会認定医取得

【所属学会】
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本舌側矯正歯科学会

【発表論文・学会発表など】
骨格性下顎前突症における外科的矯正治療後の軟組織側貌の予測
Prediction of lateral soft tissue profile following orthognathic surgery for mandibular prognathism
Orthodontic waves : 日本矯正歯科学会雑誌 66(2), 72-80, 2007-06-25

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