2023/11/08
先日、日本矯正歯科学会大会に参加してきました。
コロナによるオンライン配信もなくなり、従来通りの現地開催となりました。
ということで、今回は新潟まで足を運びました。
新潟での学会は実に20年ぶり。
私が矯正科に入局して2年目でした。
今年はスタッフも一緒に行き、研鑚を積みました。
今の話題は、やはり「マウスピース矯正」
矯正界においてもここを抜きに語れなくなってきています。
ただ、まだ新しい治療法なので先生間でも治療方法は様々で画一されていません。
慎重に吟味し、ワイヤー矯正・マウスピース矯正それぞれの良い点は取り入れ、治療に還元できればと思っています。
2023/07/28
中学受験を考えているお子さんの小児矯正治療は慎重に考えないといけません。
一見、関係ないような両者ですが、かなり影響があります。
(小児矯正の概念は今回省きますので、わからない方は始めに此方をご一読ください。→「小児矯正とは」)
小児矯正の治療期間は第二大臼歯が生え変わるまでなので、ほとんどの方は小学校卒業くらいまでかかります。
その間、一般的に、取り外しの装置を使用してもらいます。
つまり、受験期間中も何らかの装置を使っていただくことになります。
6年生にもなると、装置の使用時間は夜間使用が多いですが、中には終日使用して頂かないといけない場合もあります。
この装置の使用が受験前の子供にとっては大きなストレスと感じることも少なくありません。
保護者の方も、普段なら「ちゃんと使いなさい。」と注意されるのですが、受験のストレスと言われると、なかなか強く言えなくなってしまいます。
だからといって、装置を使わなくて良いわけではありません。
お口の成長は「受験だから」と止まってくれることはありませんから。。
塾から帰ってくるのが夜9時、10時。そこからご飯食べてお風呂入って寝るんですからね。
大人よりも時間がありません。
受験期間中も気にせずに装置を使ってくれるかは、その子供の性格によって大きく分かれます。
来院も、「受験が終わってから・・・」と間が開いてしまう方もいらっしゃいます。
ですから、中学受験を視野に入れ、且つ小児矯正治療を考えている場合は、早め(小学校1~3年生頃)に相談されることをお勧めします。
2023/04/11
2012年4月11日に開業し、本日で11周年を迎えました。
光陰矢の如し。あっという間の11年でした。
ここ3年はコロナで日常生活が制限されました。
ただ、ようやくコロナも感染力は高くても比較的軽症で済むことが立証され少しづつ平穏を取り戻しつつあります。
2023年度は、より快適に暮らせる1年になることを願っております。
これからも11年前の初心を忘れることなく、スタッフ一同精進してまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます。
2023/02/11
最近、良くも悪くも話題のマウスピース矯正治療。
多くの歯科医院で扱われているためどこで治療したら良いのか判断が難しくなっています。
ただ、マウスピース矯正はどこでやっても同じではありません。
では、どうやって医院を選んだら良いのか、今回はホームページでココが強調されていたら要注意!の項目を2点列挙致しました。
これはあくまで個人的な意見ですので、参考程度にご一読ください。
1.マウスピース矯正しか扱っていない。
まだマウスピースだけで100%治りますと断言できる治療ではありません。
従いまして、ワイヤー矯正も扱っているところで治療された方が、治らなかった場合に対応ができます。
マウスピース矯正しか扱っていない医院で治らなかった場合、「うちではこれ以上無理だから矯正歯科に行ってください。」と言われ、再治療を行うことになり費用が嵩むだけです。
(公益社団法人 日本矯正歯科学会 ポジションステートメント マウスピース型矯正装置による治療に関する見解)
2.安さ、手軽さ、最新などを全面的に押し出し、ワイヤー矯正よりもマウスピース矯正の方が優れている風に謳っている
マウスピース矯正もワイヤー矯正もそれぞれメリット・デメリットがあります。
両者を理解していただいた上でご自身にあった治療法を選択してください。
ワイヤー矯正よりマウスピース矯正の方が優れている風に掲載されているのは要注意です。
マウスピース矯正治療の最大のデメリットは、1日20時間以上の装着です。
実際は、本人の治したいという強い意志がないと難しい治療です。
この説明を小さくして、良いことだけを強調して誘導されないように気を付けてください。
この2点を注意するだけでも十分絞ることができると思います。
マウスピース矯正も医療行為です!
ここをお忘れなく。
2023/01/06
2023年、今日から始動します。
過去2年のブログでは、コロナの話題で新年が始まりました。
2年経ち、コロナも少しずつ受け入れられて、コロナに対する知識も増え、皆それぞれが気を付ける様になってきました。
まだ油断はできませんが、来年こそ、新年最初がコロナの話題にならないことを切に願います。
本年もスタッフ一同、技術の向上・知識の研鑽に励み、精進してまいります。
何卒宜しくお願い申し上げます。