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2015年7月10日

小児矯正治療を行う患者さんが増えています。
相談に来られる方も、「〇〇ちゃんが使ってる。」とか「学校でもやってる子がいる。」
などの話を耳にします。

これは小児矯正が普及されてきている証でもありますので、嬉しく思いますね。

ただその一方で、「みんながやってるから、とりあえず始めようか。」などと安易に捉える親御さんも少なくありません。「お友達がやってるから、始めた方が良いと思って・・・。」「子どもの内から始めた方が良いと聞いたから・・・。」

ノリや勢い的に来られる方も多いです。
やはり、小児矯正治療は医療行為ですから、思っている程簡単ではありません。

やはり、本人の意思と親御さんの協力
この二つを抜きにしては、始めても意味がありません。

小児矯正は一般的には取り外しの装置を使うことになりますので、使わないと効果は全くありません。ですから、お子さんが「面倒くさいから嫌だ!」と言って使わなければ、無駄になってしまうのです。また、拡大床装置は、ご家庭で拡大を行って頂くので、親御さんが「広げるのを忘れた!」となってしまっても、効果はないのです・・・。

小児矯正は治療期間は「永久歯列が完成するまで」と長期間にも及びます。
最初は「頑張ろう!」と意気込んでいても、1年も経てば飽きてくることもあります。
如何にモチベーションを保ちながら治療に臨んでいくか。これが重要になります。

「高いお金払っているんだから、先生が何とかしてくれるでしょ?」
このように考えているのであれば、全く持って治療が上手く進みません。

なので、小児矯正治療は、患者さん本人・親御さん・矯正医、この3人が一体となって治療に当たらないといけません。

ご家庭で今一度、子供の性格や本人の意思、そして親御さんも一緒になって治療に当たるという強い気持ちを確認し、小児矯正治療に当たってください。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2014年11月18日

小児矯正治療開始時期の目安となるのは、7,8歳頃と言われています。

これは、上下前歯4本づつが生え揃った時期なのです。

前歯の大きさを計れば、顎と歯の大きさが予測出来るので、治療が必要かどうかの目安になります。

さらに、小児矯正治療の終了はいつか?と問われれば、永久歯がすべて生え代わった時期、つまり一般的に12歳前後となります。

上下前歯が生え揃う時期や、永久歯に生え代わる時期は、上記の年齢はあくまで平均であって、個人差があるのでバラ付きがあります。

ですから、遅すぎたり、早すぎたりと心配することはありません。

Normal Eruption (Panoramic View).wmv
上記動画は、一般的な歯の生え代わりを映しています。下に記載されている数字が年齢です。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2014年10月15日

この質問、本当によく受けます。

一般的な治療開始時期というと、子供の場合は7,8歳。
成人矯正は、永久歯列完成後なら、いつでも可能。

というのが、教科書的なお話になります。


小児矯正の治療は、本人の協力なしでは成功しません。
親御さんがいくら歯並びを気にしていても、本人が気にしていなければ、治療も上手く行きません。

「低学年だったら、まだわからないし大丈夫かも?」とお考えでも、高学年になると本人の主張も出てくるので難しくなってくることもあります。

「装置使わないと、先生に怒られるよ!」なんて脅しは子供にとっては逆効果です。
それよりも、何故治療を行っているのか、治療することでどうなるのかを親御さんがきちんと説明することが大事だと思っています。

小児矯正は治療期間が年単位です。
子供にとっては途中飽きて来たりするものです。その時は、一度お子様ときちんと向き合ってお話してみてください。

親御さんの意思で治療を始めるのも良いことですが、治療するのは本人です。
開始する際は、本人の意思をよく確認してあげてくださいね。

「小児矯正の開始時期はいつが良いか?」
そのお答は、「本人が自らの意思で治したい。と思った時です。」と、私はお話しています。


藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2014年9月10日

受け口とも呼ばれる反対咬合ですが、最近では学校歯科健診でもこの項目があり指摘され来院される方も少なくありません。

反対咬合と言っても原因は様々あります。→こちらのブログを参照

乳歯の反対咬合は直る可能性も少しはありますが、永久歯になると自然に治ることはまずありません。
反対咬合をそのまま放置すると、咬み合わせが悪くなるのはもちろんとして、骨格的な反対咬合を引き起こす要因になったり、歯肉退縮や、顎関節症など様々な悪影響を及ぼすことになります。

この様な場合、まず反対咬合の改善を一番に治療していきます。

2481 (2).jpg
前歯の咬み合わせが反対になっている症例です。

2481 (1).jpg
治療法として、リンガルアーチと呼ばれる装置を装着して、上の前歯を前に押し出します。

2481 (3).jpg
治療開始から3か月経った口腔内です。
反対咬合は改善されています。

子どもの場合、反対咬合の改善は大体3か月程度で改善します。
ここまで改善されると一安心です。
後は成長の経過を追いながら後戻りしないか観察していきます。

では、いつ始めたら良いのか?

それは、前歯の永久歯が生えた頃。年齢で言えば6歳~9歳頃に治療を開始されるのが良いと言えます。

とはいえ、お子さんのことを心配されるのは親としては当然です。
もし、我が子の反対咬合でお悩みの親御さんがいらっしゃいましたら、お近くの矯正専門医までご相談ください。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2014年7月 4日

7月に入り、蒸し暑い夜が段々と多くなってきましたね。

この季節に、「夏は暑くてヘッドギアが付けられない。」と仰る小児矯正中のお子様は少なくありません。

確かに、首の後ろを布製のパッドで覆うのですから、暑くなるでしょうね...。ゴメンナサイ。(ヘッドギアの写真は、以前のブログを参考にしてください!)

解決策は、これです!と明言できるものは残念ながらありませんが
一番評判の良かった方法をお話しますと。

「冷やしヘッドギア」です。

分かり難くてすいません。
つまり、ヘッドギアの金具ではない、布地のパッドを寝る直前に冷凍庫に入れて、冷やしておくという方法です。
付け心地はひんやりして気持ち良いそうです。


この季節、ヘッドギアを装着してくれない。とお困りの親御さんは、一度試してみてください。

DSC_1509.JPG
写真は本題と全く関係ありませんが、今年最初のかき氷を食べましたー。
目から涼を得るのも、また一興です。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2013年2月27日

「矯正治療は出来るだけ早いうちから始めた方が良い。」
「永久歯が生え始める前の3,4歳から始めた方が良い。」

上記のような理由で、3歳のお子さんが来院されることがあります。

3歳から矯正治療を始めることは実際にはあります。
ただし、本当に3歳児で治療が必要な方はごくごくわずかです。

3歳での矯正治療は、受け口の場合に多いです。
その際には「ムーシールド」という装置を使用して受け口を改善させます。
これは約1年間限定の装置です。
なぜ、1年間しか使わないかというと、1年以上経っても受け口が改善されない場合は骨格的な原因が考えられるからです。

mu-si-rudo.jpg
上記写真がムーシールドを装着している写真です。

つまり、3歳での矯正治療の有無は、受け口が骨格的な原因であるかどうかの見極めが重要なのです。

では、「ごくわずかな骨格的な原因ではない受け口なら使用して良いのか?」
ということですが、答えとしては「使用できます。」
ただ、その場合であるならわざわざ3歳から使用しなくても、6,7歳から始めても改善はします。

3歳で受け口が骨格的なものであるかどうかは、検査を行なえばわかります。
セファログラムと呼ばれる骨格的なレントゲン写真を撮り、分析結果で判断できます。
ということは、セファログラムを撮らなければ骨格的な原因かどうかはわかりません。

3歳児の矯正治療。正しく行われているならば問題ないのですが、現状では一部の心無い歯科医が商業目的で始めていることが多いです。
「今から始めないと将来大変なことになりますよ?」そう脅されて始めたり、親の心理を上手く突いてくるのです。ムーシールドは既製品で売られていますので、それをただ渡して「使ってください。」ということだけですから、治療は実際にはしてないわけです。

本来なら、きちんと検査をして、本当に治療がどうかを見極めて始めます。
そして、ムーシールドは既製品ではなく、お子さんそれぞれの歯型を取り、オーダーメードで作製します。

3歳児で装置を使ってもらうことは本人の負担にもなります。
仮に、本当に治療が必要な場合でも6,7歳からで十分に間に合います。

小児矯正治療の開始時期の目安は、前歯4本と奥歯の6歳臼歯が生えた頃です。

矯正治療は、日本矯正歯科学会の認定医の資格を持った矯正専門医を受診されることを願います。

日本矯正歯科学会認定医は簡単に調べることが出来ますので、ご参考ください。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2013年2月 8日

 小児矯正治療では、拡大床と呼ばれる顎を広げる装置を使うことがほとんどです。約8割の方はこの装置を使用します。

拡大床.jpg

では、いつ使うのか?

小学校低学年なら、寝る時だけの夜間使用。
小学校高学年なら、日中含め出来るだけ長い時間の使用。

このように大きく分類できます。

小児矯正の治療期間は、永久歯の生え代わりまで。つまり、年齢的に10歳~14歳までがタイムリミットなのです。
つまり、治療開始時期が遅くなれば、タイムリミットも限られますので、それだけ長い時間を使って頂かないと効果が出難いです。
また、小学校の低学年では、ゆっくりと始められるので、夜間使用から治療の進行状況を見て進めることが出来るのです。

そういう意味でも、小児矯正治療の開始時期としましては、7歳~9歳が望ましいと考えます。

*あくまで一般的な目安です、お口の状況により個人差がありますのでご注意ください。

もし、歯並びやかみ合わせ等が気になる場合は、一度矯正専門医院までご相談ください。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科


2012年10月24日

「小児矯正」について誤った情報や知識が氾濫しています。
これは我々矯正医がもっと声を大にして正しい情報を発信していかなければならないと常に痛感しております。
最近では、ブログを通じて色々とお話をさせて頂いているのですが、まだまだ努力が足りませんね。

よく質問される内容についてまとめてみたいと思います。

1.「小児矯正を行えば、将来的に歯を抜かなくて良い。」
小児矯正を行えば、将来的に歯を抜かなくて済む環境が整います。ただし、100%ではありません。小児矯正は、成長期前の骨格の柔らかい時期を利用して、顎を拡大することによって歯と顎のバランスを整えていきます。中にはそのバランスがかなり悪かったり、顎骨が思うように成長しなかったりすると、抜歯して矯正になることもあります。
ただ、小児矯正を行えば、7割以上のお子さんは将来的に歯を抜かずに済んでいます。

2.「小児矯正だけで綺麗な歯並びになる。」
小児矯正は、歯と顎のバランスを整える治療になりますので、歯を綺麗に並べるには成人矯正になります。正確に言うと、理想的な歯並びや咬み合わせを得るには、小児矯正治療後に成人矯正の移行は必要になります。
ただ、歯と顎のバランスが整えば、ある程度は歯並びは良くなります。
この「ある程度」の程度がその方によって判断が異なりますので、小児矯正終了後に再診断を行い、成人矯正に移行するかどうかを判断してもらいます。

3.「小児矯正を行った方が、成人矯正を行うより安い。」
このお答えも、上記と同じになりますね。
確かに、小児矯正の料金は成人矯正のおよそ半額になります。
どこまで求めるかによりますが、理想的な歯並びや咬み合わせを求めるなら成人矯正の費用も必要になります。小児矯正から始めるメリットとして、「将来的に抜かずに済む可能性が高い。」ということです。

以上がよく聞かれる質問とそれに対する回答になります。
分かり難いかもしれませんが、矯正治療は医療行為です。
全てにおいて、メリットもあればデメリットも生じます。その両者を比較検討して患者さんにとってメリットが大きいと判断したなら矯正治療を行えば宜しいかと思います。

上手い話ばかりや、金額的に安すぎるところにはそれなりの理由が必ずあります。
何度も申しますが、矯正治療を行うなら、日本矯正歯科学会の認定医を取得されている矯正専門医で治療を行うことをお勧めします。
「お腹が痛くなったら、眼科に行きますか?」、「骨折したら、耳鼻科に行きますか?」
矯正治療はそのくらい違います。歯科において専門性の高い分野です。

何か疑問等お困りなことが御座いましたら、まずは矯正専門医にご相談されることをお勧めします。

藤沢市JR辻堂駅北口 徒歩1分 ひだ矯正歯科

2012年4月22日

小児矯正治療では、拡大床と呼ばれる床矯正装置やヘッドギアを用いることが多いです。これらの装置は顎を広げたり歯を移動させたりする装置です。

矯正相談の中で、「小児矯正を行えば抜歯をせずに歯ならびが綺麗になる。」
と思っている方がいらっしゃいました。

このブログでも何度かお話させていただいていますが、小児矯正治療の目的は、将来大人の歯が生え変わったときに歯を抜かずにすむような顎の環境作りです。
小児矯正を正しく行えば、将来的に歯を抜かないでも大人の歯が並ぶ顎の環境が整います。
ガタガタな歯ならびというのは、個々の歯の大きさと、顎の大きさのバランスが悪いため起こります。

顎の成長を上手く誘導できれば、小児矯正で治療を終えることも可能です。

小児の段階では、まだ骨が柔らかく成長力を利用するので多くの方は小児矯正を行うことで歯を抜かずに並ぶことは可能です。
もし、大人の歯が生え揃った時に矯正治療を行うと歯を抜かなければ綺麗に並ばないケースが増えます。

小児矯正治療の開始は7歳頃が目安です。3,4歳から始めることはほとんどありません。
矯正治療は日本矯正歯科学会認定医の資格を持った矯正専門医を受診されることをお勧めします。

DSC_0692.jpg
開院に際し、多くの方にお祝いを頂きました。この場を借りて深く御礼申し上げます。
胡蝶蘭は長く育てることが出来ると聞いています。大事に育てていきたいと思います。

藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2012年3月23日

小児矯正において、良く使われる装置が、拡大床ヘッドギアです。

ヘッドギア。どのような装置かといいますと
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上の写真の装置です。

欧米では、このヘッドギアを装着したまま小学校に通ったりしているのですが、日本ではその習慣がありません。したがって、使う時間は家の中と限られてしまいます。
ですから、その時間を有効に使って、最大限の効果を得ましょう!

1日10時間は使用してもらいたいです。
連続して10時間と言うのは厳しいと思うので、就寝時間+学校から帰ってきてお家でテレビを見たり、本を読んだり、勉強をしたりする時間も使用してもらえれば10時間は可能かなと思います。
10時間以上使えば、その分効果も上がり、使用期間は短くなります。

でも、最近の小学生はかなり忙しく、習い事とか塾とかで帰宅するのは21時や22時頃のお子さんもいらっしゃるようですね。なので、10時間は厳しいとの声も挙がります。

色々と矯正界も装置等の進歩はしていますが、ヘッドギアに関しては古くから使われており、現在でも効果としては一番確実なんですよね。
この辺が、今後の矯正界の課題かなと思われます。

ただ、効果は本当に使う時間によって変わります。頑張った分だけ成果は得られますから、頑張りましょう!

藤沢市辻堂駅北口 徒歩1分 ひだ矯正歯科

2012年2月 2日

子供の矯正治療ヘッドギアと並んでよく使われるのがこの拡大床です。

DSC_0522.jpg

入れ歯のような装置で、取り外しが可能で、お口にはめて使います。
そして、真ん中にネジがあるのでそのネジを回して少しづつ顎の幅を広げていきます。

DSC_0520.jpg
口の中に装着するとこんな感じになります。

使い始めてから1,2週間は話すのが慣れなかったりしますが、子供は適応能力に優れていますので1か月もすると慣れてますね。

これを1日10時間以上使用してもらいます。
成長期前の骨の柔らかな時に使用するので顎が少しづつ広がり将来的に歯を抜歯しなくても歯が並ぶ環境が整う訳です。
ただし、無制限に広がる訳ではありませんが、きちんと使用してもらえると将来的に抜歯をしなくても済む確率が70~80%とぐっと高まるのです。

この拡大床、一つ不安なのは、取り外しが出来るので紛失してしまうこともあります。
なくしてしまうと、基本的に料金がかかってしまいますので、くれぐれも保管には気をつけましょう!

藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2012年1月10日

小児矯正において、よく使われる装置です。
基本的に、夜寝るときに使用し1日の使用時間は10時間が目安です。

では、何故、このヘッドギアを使用しているのでしょうか?

ヘッドギアの目的
1.上顎第一大臼歯の遠心移動
2.上顎骨の成長抑制
3.加強固定

小児矯正では、1と2の目的で使われます。
上顎前突(出っ歯)の場合、6歳臼歯と呼ばれる第一大臼歯を後ろに動かすことによってスペースを作り将来的に歯を抜かずに済む環境を作ります。
つまり、奥歯の咬み合わせが出っ歯傾向にある場合にヘッドギアは使用します。

12歳臼歯と呼ばれる第二大臼歯が出てしまうと動きが極端に悪くなるとともに成長もある程度止まってしまいます。その為に12歳臼歯が萌出するまでの間にしか使えないのです。

ただ、そうは言ってもなかなか使ってくれないお子さんもいますよね。
子供にとっては気になりますから。
使って欲しいお母さんと使いたくないお子さんとの戦いもあるようです...。

なかなかヘッドギア使ってくれないお子さんの対処法を教えます!
1.少しでも使ったら「褒める。」
2.テレビを見たり、本を読んだり、勉強している時に使ってみる。

やはり、「褒めて伸ばす」これが子供にとっては一番効果があるように思われます。使わないから叱るのではなく、使ったから褒める。これが大切です。
次に、やはり親の目の届く範囲で使用してもらうことです。テレビを見てるときやゲームをしてる時など少しの時間でもいいのでそこから始めてみるのも一つです。
そこから少しづつ使用時間を長くなるように頑張りましょう。
この2つをとりあえず実践してみて下さい。

子供の矯正は、子供本人・親・そして矯正医の3者が同じ目的意識を持って治療に当たるのが最良の道です。
藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2011年11月12日

最近では小児矯正も盛んに行われるようになりましたが、一昔前では小児矯正などと言う言葉は普及されておらず、ほとんどが「大人の歯に変わったら抜歯して矯正しましょう!」という考え方が主流でした。
ですから、今の小学生のお子さんを持つ親御さんも小児矯正を経験された方は多くはないと思います。

早めに矯正治療を行う理由は前に子供の矯正(第一期治療)で書かせていただきましたが、頭では理解できても実際に経験しているわけではないので想像は付き難いですよね?

「子供が装置なんて使えるのだろうか?」
「どのくらい痛いのだろうか?」
「最初痛いと言われているが、いつまで続き、どの程度の痛みまで我慢させるべきか?」

など、色々質問されるのは言うまでもありません。

これは裏を返せば、ご自身が経験していないから当然なことなのです。

例えば、「転んで膝をすりむいた」、「高熱が出た」などは誰でも経験のあることですから、子供がそうなっても親としては対策が打てるのです。

ただ、矯正治療は親御さんも経験のない方がほとんどですから、、より不安な気持ちになるのは仕方ありません。

ですから、矯正医とのコミュニケーションは大切です。
何でも話し合える関係を築けると、ご両親の不安も軽減すると思います。
あまり不安になりすぎるのもよくないですけどね?

子供は大人が考える以上に適応能力は格段にあります。
矯正装置の痛みや異物感も数日で慣れてしまうと思いますよ。


歯並びが良いことは、見た目の問題だけではなく、健康にも大きく繋がります。
矯正治療を行うことで、より良い健康と素敵な笑顔を手に入れましょう!


藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2011年6月23日

「どうして子供の歯があるのに、矯正治療するのですか?」
「大人の歯が生え変わってからでは、遅いのですか?」

これも初診時の質問でよくある話です。

乳歯は成長すると抜けるのに、その段階から矯正治療??
と、疑問が生じるのはわかります。

最近では、永久歯と乳歯の混在した時から矯正治療を行うことが増えています。
いわゆる、「小児矯正(第一期治療)」と呼ばれるものです。


小児矯正の最大の目的は、「永久歯が揃った時に、歯を抜かずに済む
顎の環境を整える」ことです。


日本人は顎が小さくて歯が大きい傾向が強い為、将来的にガタガタした歯並び(叢生)になりやすいです。その為、大人の歯が全て揃った後だと、顎に並べるスペースが足りない為に抜歯することで、そのスペースを確保することになります。

小児矯正では、成長期前から矯正治療を行うことによって抜歯することを防げます。
実際には、拡大床と呼ばれる顎を広げる装置やヘッドギアと呼ばれる奥歯を後ろに動かす装置を使用してお口の環境を整えていきます。

「矯正=大人の歯が全て揃ってから」と図式化されますが、これは一昔前の話です。

なので、早めに矯正治療することをお勧めしています。
藤沢市辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

小児矯正
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ひだ矯正歯科 院長 飛田康平

ひだ矯正歯科
〒251-0042
神奈川県藤沢市辻堂新町1-1-13 西村ビル2階
院長/飛田 康平(ひだ こうへい)
日本矯正歯科学会認定医
http://www.hida-kyousei.com/

【経歴】
2001年3月
鶴見大学歯学部歯学科卒業
2001年4月
鶴見大学歯学付属病院
臨床研修歯科医
2002年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 診療科助手
2007年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 臨床助手
2007年9月
日本矯正歯科学会認定医取得

【所属学会】
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本舌側矯正歯科学会

【発表論文・学会発表など】
骨格性下顎前突症における外科的矯正治療後の軟組織側貌の予測
Prediction of lateral soft tissue profile following orthognathic surgery for mandibular prognathism
Orthodontic waves : 日本矯正歯科学会雑誌 66(2), 72-80, 2007-06-25

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