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2015年7月29日

矯正歯科相談に来られる患者さんは、1件の歯科医院で決めることはなく、数件回って決められることが多いです。
これは、矯正治療の期間が長いことや、費用が決して安い訳ではないことが挙げられます。
慎重に選ばれることは非常に良いことだと思っています。

その中で、やはり「どこに行っていいのかわからない?」、「言ってることが違って何が正しいのかわからなくなる。」などの意見も色々聞かれ、中には横浜市内や都内まで行動範囲を広げて相談に行かれる方も少なくありません。

矯正医の選び方に関しては、以前のブログ1ブログ2に記載してありますのでそちらをご参照ください。

色々選ぶ基準はありますが、まずはご自宅や通勤先等、通い易さを優先されることをお勧めします。
長期に渡る矯正治療中には、少なからず「器具が外れた」、「装置が痛い」、「ワイヤーが刺さる」などの急なトラブルが出ます。
その時に、すぐに医院に行けるかどうかと言うのは非常に重要です。
つまり、費用が安いから遠方の矯正歯科を選んでしまえば、急な症状の時は遠方まで行かなければなりません。自宅から近ければ、仕事帰りや学校帰り、休日の際などすぐに行ける大きな利点があります。

誤解して頂きたくないのは、決して近ければ良い訳ではありません。
先生との相性もありますし、費用の問題、治療方法など選択基準は患者さんそれぞれによって違います。ただ、もし現在、矯正治療を検討されている方は、まずは通い易い医院から相談に行かれることをお勧めします。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2015年7月17日

先日、東京矯正歯科学会に参加して来ました。
いつもは有楽町で行われるのですが、今年は新宿。

開業前は新宿で勤務していたので、久しぶりの新宿に懐かしさを感じながら向かいました。

集い (2).JPG

症例発表を見ていると、他の先生の治療内容や治療結果を見ながら、「自分ではどうやって治すか?」と考えながら、その先生の方法と違えば、「何が違うのか?」「どちらの方が効率的か?」などを自問自答しながら学べるので楽しい時間でした。
矯正治療は流派の違いも様なものがあり、ゴールは同じでも其処へ辿り着くまでの道程が少し違います。自分のやり方が全てではなく、頭を柔軟に、良いところは取り入れ、良くないところは何が良くないのかと常にフィードバックさせながら、少しでも効率的に早くそして正確に終わらせられるよう努めていきます。

1人の患者さんの治療が終わるたびに、その結果と治療期間を照らし合わせながら、「もっと早く終わらせることが出来なかったのか?」と考えます。
但し、自分の知識だけでは、なかなかその答えが明確に出ない場合もあります。
この様な学会で、他の先生の手技を学べることは、自分にとって非常に貴重な時間になります。

「井の中の蛙、大海を知らず」にならないよう気を付けていきます。

そして、学会が終わると、母校鶴見大学の主催する懇親会に参加しました。

集い (1).JPG

久しぶりに先輩後輩、同期と話しが出来て楽しい時間を過ごせました。
今年の新人医局員の紹介もあり、自分と一回り以上年が離れていることに驚きました。
いつまでも当時の新人の様に思っていますが、年だけは着実に取っているようです・・・。

一つ言えることは、新人の頃は矯正学のすべてが新鮮で楽しく充実した時間でした。
そして、13年経った今も、その気持ちが変わっていません。常に進化している矯正医療です。だからこそ、矯正学の道に進んで良かったなと心から思えます。

そら.JPG

高層ビルから見える新宿の夜景です。
「都心って、すごいなー。」と、三重の片田舎から上京して来たお上りさんだった18歳の時と、その気持ちは今も変わっていない垢抜けない自分が未だ居ましたー。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

2015年7月10日

小児矯正治療を行う患者さんが増えています。
相談に来られる方も、「〇〇ちゃんが使ってる。」とか「学校でもやってる子がいる。」
などの話を耳にします。

これは小児矯正が普及されてきている証でもありますので、嬉しく思いますね。

ただその一方で、「みんながやってるから、とりあえず始めようか。」などと安易に捉える親御さんも少なくありません。「お友達がやってるから、始めた方が良いと思って・・・。」「子どもの内から始めた方が良いと聞いたから・・・。」

ノリや勢い的に来られる方も多いです。
やはり、小児矯正治療は医療行為ですから、思っている程簡単ではありません。

やはり、本人の意思と親御さんの協力
この二つを抜きにしては、始めても意味がありません。

小児矯正は一般的には取り外しの装置を使うことになりますので、使わないと効果は全くありません。ですから、お子さんが「面倒くさいから嫌だ!」と言って使わなければ、無駄になってしまうのです。また、拡大床装置は、ご家庭で拡大を行って頂くので、親御さんが「広げるのを忘れた!」となってしまっても、効果はないのです・・・。

小児矯正は治療期間は「永久歯列が完成するまで」と長期間にも及びます。
最初は「頑張ろう!」と意気込んでいても、1年も経てば飽きてくることもあります。
如何にモチベーションを保ちながら治療に臨んでいくか。これが重要になります。

「高いお金払っているんだから、先生が何とかしてくれるでしょ?」
このように考えているのであれば、全く持って治療が上手く進みません。

なので、小児矯正治療は、患者さん本人・親御さん・矯正医、この3人が一体となって治療に当たらないといけません。

ご家庭で今一度、子供の性格や本人の意思、そして親御さんも一緒になって治療に当たるという強い気持ちを確認し、小児矯正治療に当たってください。

藤沢市JR辻堂駅北口徒歩1分 ひだ矯正歯科

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ひだ矯正歯科 院長 飛田康平

ひだ矯正歯科
〒251-0042
神奈川県藤沢市辻堂新町1-1-13 西村ビル2階
院長/飛田 康平(ひだ こうへい)
日本矯正歯科学会認定医
http://www.hida-kyousei.com/

【経歴】
2001年3月
鶴見大学歯学部歯学科卒業
2001年4月
鶴見大学歯学付属病院
臨床研修歯科医
2002年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 診療科助手
2007年4月
鶴見大学歯学部付属病院
歯科矯正学講座 臨床助手
2007年9月
日本矯正歯科学会認定医取得

【所属学会】
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本舌側矯正歯科学会

【発表論文・学会発表など】
骨格性下顎前突症における外科的矯正治療後の軟組織側貌の予測
Prediction of lateral soft tissue profile following orthognathic surgery for mandibular prognathism
Orthodontic waves : 日本矯正歯科学会雑誌 66(2), 72-80, 2007-06-25

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